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2012-06

【6月25日福島市】大飯原発再稼働反対:福島県知事、福島市長緊急アクション

 去る6月16日の野田内閣による「大飯原発再稼働決定」は福島の原発惨禍を無視し、私たち県民を幾重にも踏みにじるものです。
 また、6月22日の福島市議会では「再稼働反対」の提案を否決しました。
 私たち福島県民の想いを無視するこれらの動きを、見過ごすことはできません。断固として、抗議要請行動を行います。
 「第2のフクシマ」をつくらないためにも当事者である私たち福島県民が声を上げるべきと考えます。

 ひとつでも多く団体のご賛同と、本日の抗議要請行動への参加をお願いいたします。

1 賛同団体を募ります。明日6月25日午前中までにお願いいたします。
  A県知事宛とB福島市議会宛両方か又はどちらか一方かの明記を。
2 要請書提出行動参加協力のお願い。
  個人として一人でも多くの参加を希望いたします。

  日時:明日6月25日(月) 15:30~
  場所:県庁西庁舎2階県民ロビー
  内容:県知事と福島市議会への要請書提出
      個人としてのメッセージを持参されても大歓迎です。

—————–
2012年6月23日
福島県知事  佐藤 雄平様
緊急要請―未曾有の原発災害に苦しんでいる福島県民の知事として
野田内閣による「大飯原発3,4号機の再稼働決定」に対して明確な反対の意思表明をすることー 
   
 「東日本大震災」並びに「東京電力福島第一原子力発電所事故」から1年目の去る3月11日、福島県は福島復興を誓って「ふくしま宣言」を知事自ら全世界に向けて発信しました。「県内の原子力発電所を全て廃炉にすること」「再生可能エネルギーを推進し、原子力に頼らずに発展し続けていくこと」を明言したすばらしいものです。県としてこの内実を県民の目に見える形で即刻、実現していくことが未曾有の原発災害の苦難から県民を救い出す明確な具現化への道です。
ところが野田内閣は去る6月16日、国民の願いと意思を無視し、大飯原発3・4号機の再稼働を正式に決定しました。しかし、その理由は「国民の生活を守るため、再稼働すべき」「原発止めたら、日本の社会は立ち行かない。」「福島級の地震・津波が来ても防止できる対策と体制は整っている。」など何の裏付けもない説得力のないものです。しかも根拠のない関電の夏場の15%電力不足予測を理由にしていながら、「夏季限定」を否定し、恒久的に稼動させたい意図も見え見えです。なし崩し的に3.11前の原発依存社会へ逆行させるものと言えます。それはすなわち「フクシマ」から何も学ばず、私たち福島県民を見捨てることにもなりかねません。
 未曾有の原発災害を受けて苦しんでいる私たち福島県民を代表する県知事として、3・11「ふくしま宣言」を高く掲げて、この危険な決定である「大飯原発再起動」に明確に反対の意思表明をするべきです。それが3・11「ふくしま宣言」を内実化することと一致します。
 県民は3・11の悲しみも苦しみも未だいえず、しかも事故の原因も究明されず、原発災害そのものが終息しないまま「再起動」を公言する野田政権とそれを裏で支える産業界と原子力ムラ、推進勢力へ激しい怒りと憤りを憶えているのです。この思いを佐藤知事、あなたが代弁せずに誰が行うのでしょう。
 3・11「ふくしま宣言」の中に、「今、全世界の人がFUKUSHIMAを見つめています」そして最後にこうしめくくっています。「本日、これをふくしま宣言とし、全世界のみなさんにお誓いいたします。」と。佐藤知事、今やあなたは人類の生存と世界の未来を握るキーパーソンなのです。全世界は「フクシマ」を見つめています。利権、権力、財産、欲望、謀略、陰謀の奴隷に落ちることなく、ただ良心にのみに従い「真に県民を守るために」表明することを希望します。
  「県民の安全・安心を最優先」と誓った佐藤雄平知事の有言実行のためにも当面以下のことを要求いたします。

―記―

1.福島県知事として、政府による「大飯原発の再稼働決定」に明確に反対の意思表明をすること。
2.今年度の東電株主総会(6.27)で「脱原発」の意思表示をすること。
3.「脱原発をめざす首長会議」へ加盟すること。
4.ふくしま原発の事故の徹底究明をすること。
5.福島県議会議員に見える「脱原発」活動をうながし、「ふくしま宣言」へ向けて県知事・県議会の一体化の姿勢を見せること。
6.「脱原発」実施後、県民が路頭に迷わないようなキメの細かい施政を実施すること。
7.「廃炉」作業に際しては、労働者の被曝による健康障害を避けるように十分配慮すること。
8. 子どもの被曝を最大限避ける手立てを行うこと。そのために避難希望家族への生活補償と仕事の斡旋、県内外に関係なく、すでに避難している家族への補償を区別なく、期限限定なく行うこと。
9.廃炉に向けて、科学・技術センターの設立をし、教育予算の増額と人材育成をすること。
10.被曝者援護と生涯にわたる健康保障をするために全ての「ヒバクシャ県民」に「県民手帳」(仮称)を配布し、病院・研究機関の拡充をすること。
11.特に、上記の1と2については極力、速やかに(遅くともこの7月中に)実行に移すか否かをもって、佐藤雄平県知事の知事としての資質、真摯さを見極める重要項目とします。
 もし、私たちのこの期待に応えられなかった場合は知事自ら、職を辞すことを希望します。   
以上

呼びかけ団体団体―
ふくしまWAWAWA-環・話・和―の会
アウシュヴィッツ平和博物館
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
沈黙のアピール

(賛同団体募集中)

【6月29日東京】6.29 大飯原発再稼働は許さない! 女たちの国会前アピール

6.29 大飯再稼働は許さない!女たちの国会前アピール

「一票一揆で女が変える! 政治も、暮らしも、原発も!」

6月7日、官邸前で福島の女たちの大飯再稼働を止めるためのダイ・イン緊急アクションが行われました。放射能の中で暮らし続ける福島の女たちの叫び、子どもたちの悲鳴、そして男たちの悲しみ、それに対する答えが翌6月8日の野田総理の記者会見「国民の生活を守るために、大飯再稼働。原発の安全性は確認された」でした。野田総理の本音は「電力会社、財界、メガバンクの命と原子力独裁体制を守るため、国民の命と安全を生け贄に大飯再稼働」ということです。福島原発震災の被災者を見殺しにしたまま、福島の子どもたちを、日々、目に見えない放射能の銃弾の雨にさらし続け、大飯原発の破砕帯の問題も無視して再稼働を決めた野田総理。あなたに私たちの命を預けた覚えはありません。あなたの政治生命は終わりです。

16万人の原発難民を生み出し、子どもたちを見殺しにし、SPEEDIもアメリカからの放射能拡散情報も全て隠蔽し、多くの人たちに無用の被曝をさせ、賠償は遅々として進まず、事故後一年以上たった今も世界中に放射能をばらまき続け、放射能汚染の加害者となった日本という国。福島第一原発の1、2、3、4号機全てが世界の安全保障の問題となる危機的状況にあるにも関わらず、その安全確保はほったらかしで政局闘争に明け暮れる与党と野党の政治家たち。福島第一原発という過酷事故を起こしながら、尚且つ原発輸出を押し進めようと躍起になり、50億円の復興予算を使って、国連世界食料計画(WFP)を通してアフリカやアジアの子どもたちの給食用に被災地のサバ缶を送りつける日本政府。こんな政府に、もうこれ以上政治を任せることはできません。

国会議員の皆さん、あなたたちは、私たち国民の民意を代表して、全力を尽くしているのですか? 国民の70%以上が拙速な大飯再稼働に反対しているにも関わらず、野田政権の政治暴走による大飯再稼働を許した議員たちに、私たちは満身の怒りも持って抗議します。そして、私たちは、福島の人々の苦しみに寄り添い、政治生命をかけて、子どもたちと市民の安全と暮らしを守ろうと日々闘っている議員たちを応援します。今、全国各地で、国会議員全員に「再稼働YES・NO」を問う用意をしています。

福島の女たちは、3、11以来「二度と福島の苦しみをくり返さないで」と、世界中によびかけ続けてきました。大飯再稼働は、まさに国民に対する冒瀆です。女たちは怒り、立ち上がり、繋がります。日本と世界の子どもたちを守り、地球を守りたい女たちによびかけます。私たちと一緒に立ち上がってください。全国の女たち、あなたたちの代表を「6.29 女たちの国会前アピール」に送ってください。そして、全国各地で、女たちの抗議行動を起こしてください。大飯再稼働撤回を地元の国会議員によびかけてください。そして、拙速な大飯再稼働に反対しなかった議員たちを次回の選挙で落としましょう。主権者は私たちです。私たち一人一人が持つ「武器」を今こそ最大限に生かしましょう。 世界の女たちに呼びかけます。日本大使館に抗議を続けてください。大飯再稼働が撤回されるまで。

■主催 「原発いらない女たち」

■発起人/連絡先 泉かおり 090-2695-1937
■呼びかけ人 「原発いらない福島の女たち」、山口たか、谷田部裕子、満田夏花
アイリーン・美緒子・スミス、木村結、鈴木かずえ、石丸初美

■6.29 (金) スケジュール *13時から、集会と記者会見が加わりました!
13:00 ー 14:30 集会 @経産省前テントひろば
15:00 ~16:30 大飯再稼働撤回・女性国会議員と全国の女たちの院内集会 @参議院議員会館 101号室
 ≪かんしょ踊り流しにて移動≫
17:00~18:00 国会正門前アピール(参加者は国会正門前南側公園角)

☆参議院議員会館、国会議事堂周辺地図☆
 http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

☆☆☆☆☆☆☆

翌6月30日には、札幌でもアクションが予定されています。

●6.30 (土)大飯再稼働は許さない!女たちの一票一揆・北海道
14:00~ 「女と子どものシング・ア・ソング」札幌デモ(大通り3丁目)
18:00~ 「大飯再稼働撤回・一票一揆で女が変える!政治もくらしも原発も!」
北海道女性議員と女たちの集会
かでる2・7(北海道立道民活動センター)1030会議室

主催:脱原発をめざす女たちの会・北海道 
連絡先:070-5065-5014(山口)

【共同声明】『子ども・被災者支援法の成立を歓迎し、具体的な支援施策の早期実施を求める』

共同声明
『子ども・被災者支援法の成立を歓迎し、具体的な支援施策の早期実施を求める』

 私たちは、原発事故の被災者と、被災者支援に取り組んできた市民団体です。
 本日、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律案(子ども・被災者支援法案、以下、「本法律」といいます)」が衆議院本会議において全会一致で可決され、成立しました。

 本法律は、一定の線量以上の放射線被ばくが予想される「支援対象地域」からの避難、居住、帰還といった選択を、被災者が自らの意思によって行うことができるよう、国が責任をもって支援しなければならないと定めています。私たちの求めてきた「避難の権利」の実現に向けて、重要な一歩が踏み出されました。
 健康被害の未然防止の観点から、定期的な健康診断や、医療費の減免に関する規定が盛り込まれたことも、重要です。
 本法律の成立に尽力された多くの国会議員の方々に心よりの敬意を表します。

 法文には「支援対象地域」の具体的な範囲設定については書き込まれていません。また、本法律は総じて理念法の色彩が濃く、ただちに予算措置の裏付けを持った個別施策が実施されるわけではありません。支援施策の詳細についても定められていません。

 本法律の成立を受け、私たちはあらためて、公衆の追加被ばく限度である、年間1ミリシーベルトを超える放射線被ばくを余儀なくされている地域全体を「支援対象地域」とすること、具体的な支援施策の早期実施と充実を求めます。
 本法律の理念を実現する上で、「基本方針」策定の過程においては、被災者・避難者らの直面する困難な状況に対して真摯に耳を傾け、被災者・避難者らの参加を実現し、本当に必要な施策がなされるような配慮が必要です。

 私たちは、本法律が、原発事故によってこれまでの生活を奪われ、被災生活を余儀なくされている方々の力となるように、政府によって具体的な施策の充実が早期になされることを強く求めます。

以 上

福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)、子どもたちを放射能から守る福島ネットーク、国際環境NGO FoE Japan(地球の友ジャパン)、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、ハーメルン・プロジェクト、福島避難母子の会in関東、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク、ハイロアクション福島、こどもふくしま緊急支援チーム

【6月11日福島市】福島原発告訴団1324人、福島地検へ告訴します!

6月11日、福島原発告訴団、第一次告訴です。
第1次の告訴人は1324名となりました。(6月7日最終集計)
一人ひとりの声が聞こえて来ます。
6月11日福島地方検察庁へ、しっかりと届けます。

ご都合のつく方はぜひご参加ください!
告訴人以外の方もどうぞお出でください。
報道関係の皆さまもぜひ取材にお越しください。

『福島原発告訴団 第一次告訴』

■日程:6月11日(月)
■タイムテーブル
*12:30 福島市市民会館※ 第2ホール 集合
*13:00 福島地方検察庁へ全員で移動開始(徒歩)
*13:30 「告訴状提出」
*14:30 「記者会見」: 福島市市民会館第2ホール
*15:00 「告訴報告集会」開会:同会場
*16:15 閉会
  告訴状は当日お渡しになります。
  参加できない告訴人の方へは、後日発送いたします。

※ 福島市市民会館:福島市五老内町3-1 TEL

※ 福島市の中でも、信夫山の麓の線量の高めのところであるため、お子さんの同伴はお控えになり、被曝防護にご注意ください。

※IWJ_FUKUSHIMA1にて、UST中継をしてくださいます。
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1 13時頃開始予定です。

お問合せ:福島原発告訴団事務局
     TEL メール
     〒 田村市船引町芦沢字小倉140-1 

【緊急ネット署名〆切6月7日正午】大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう求めます

☆緊急ネット署名☆拡散希望
★大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう求めます

悲惨な福島原発事故を直視してください
事故の責任もとれないのに「私の責任で」と言わないでください
安全性はすべて置き去りなのですか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

皆さまへ
大飯原発3・4号の再稼働は風雲急を告げています。
今週末にも福井県知事が了承し、野田首相が再稼働を決定しようとしています。

再稼働に反対する多くの声を示しましょう。
グリーン・アクション、美浜の会、FoE Japan、フクロウの会、グリーンピースの5団体は、緊急ネット署名を呼びかけます。
ぜひ、ご協力お願いします。拡散してください。ツイッターなどでも広めてください。

署名は、福井と東京で提出予定です。

★署名の締め切り:6月7日(木)正午です。
★ネット署名は5団体のHPから入れます。
緊急ネット署名(美浜の会HPからは) http://www.jca.apc.org/mihama/
★署名フォームへは直接こちらから。PCでも携帯からでもOKです。https://fs222.formasp.jp/k282/form2/

【署名文】

☆緊急ネット署名☆
★大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう求めます

悲惨な福島原発事故を直視してください
事故の責任もとれないのに「私の責任で」と言わないでください
安全性はすべて置き去りなのですか

内閣総理大臣 野田佳彦 様
福井県知事 西川一誠 様

しっかりと目を見開いてください。福島原発事故が生み出した被害と苦しみ、苦悩と憤りに正面から向き合ってください。今なお15万の人々が避難生活を続け、故郷に戻れぬ悲しみの中にいます。避難できず、とどまらざるを得ない人々がいます。子供たちの健康と将来を思い、不安にさいなまれている母親たちがいます。

軽はずみなことは言わないでください。「私の責任で再稼働を判断する」などと言わないでください。事故が起これば誰も責任などとれません。福島事故で、政府も東電も、とれる責任さえとっていません。

安全性はすべて置き去りなのですか。国の安全指針は福島原発事故で基本的に崩れてしまいました。新たな基準もないのに、大飯3・4号だけは動かすことができるのですか。

大飯原発近傍の3つの活断層が連動して動けば、大飯3・4号では事故時に制御棒を基準値(2.2秒)以内に挿入できません。国はこのことを知っているため、その評価は再稼働の後に行うとしてしまっています。関西電力もこのことを知っているため、評価を改変しています。
関電は、2つの活断層の連動で700ガルの地震動を設定しています。ところが、3つの活断層が連動しても700ガル以内に収まると言っています。こんなずさんなやり方が、福島原発事故後にまかり通るというのでしょうか。
3号機の真下に伸びる破砕帯は活断層の可能性があると専門家も指摘しています。敦賀原発のように、詳細な調査は行わないのですか。

安全性をまったく軽視した「暫定的安全基準」で再稼働を了承しないでください。福井県知事は、県民と関西の人々に責任をとれるのですか。

耐震安全性の評価も、斜面崩落の安全性評価も、避難道路の完成も、すべて再稼働の後でいいのですか。おおい町の人々の不安と憤りの声が聞こえませんか。

大飯原発で事故が起これば、関西1400万人の命の水瓶である琵琶湖は、すぐに汚染されてしまいます。隣接の京都や滋賀、岐阜、そして大阪をはじめ関西一円が汚染されてしまいます。

福島原発事故が語っているのは、原発の電気よりも、子供たちの命が大切だということです。
大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう強く要求します。

緊急ネット署名の呼びかけ5団体(2012年6月4日)

グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL FAX

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3 階 TEL FAX

国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-22-203 TEL FAX

国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿 8-13-11N・F ビル2F TEL FAX

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 共同事務所AIR TEL/FAX

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