- 2011年3月16日 11:28 AM
- オープニングイベント
ハイロアクション実行委員会副委員長、佐藤和良から、メッセージが届きました。脱原発ふくしまネットワークの世話人として長年、脱原発をめざして活動、いわき市議として今もいわきで奮闘されています。
福島原発の悪夢が始まって5日目、眠れぬ夜と恐怖の世界が依然続いています。
大津波による電源喪失、原子炉冷却不能の事態、ベント管開放による周辺環境の
放射能汚染のはじまり、1F-1、1F-3、1F-2の水素爆発、燃料溶融の開始、
メルトダウンと水蒸気爆発への死の行進…。更に、使用済み燃料プールの危機。
現場では、協力企業社員、東電社員が死に至る放射線を浴びながら、
必死の給水、収拾作業を敢行していますが、東電は原子炉をコントロールできずに、
最悪の道を歩んでいるようにみえます。
ことここにおよんでも東電の情報隠し体質は変わらず、顰蹙をかいました。
政府は危機管理体制の脆弱さを露呈し、避難範囲を二転三転し避難指示を出しました。
17万人の原発周辺住民がふるさとを追われ、隣接自治体はじめ県内に避難するとともに、
多くの人々が県外へと自主避難しています。
12日、南よりの風で双葉厚生病院の医療従事者と患者さんたちが1F-1水素爆発で被曝し、
宮城県沖の米海軍空母艦載機の放射能汚染を引き起こしました。
13日、プルサーマル炉1F-3の火柱を挙げての水素爆発はさらに放射性物質を拡散、
15日朝、1F-2の水素爆発による放射性物質の拡散は北よりの風に乗り、いわき、東海、
首都圏へと放射能汚染を拡大していきました。
福島原発の40年は、最悪の原発震災を現出しました。
東京電力は、自らの過信によって、海水注入による廃炉に追い込まれました。
チェルノブイリ原発事故がそうだったように、福島原発事故は、多大な国民の犠牲の上に、
一つの国家の命運を決しようとしています。
かくして、「ハイロアクションオープニングイベント」は、突然はじまり、
原発の終わりとかくも深刻で悲惨なハイロの現実をつくりだしました。
わたしたちの未来はここを超えた先にあります。
- 新しい: 放射線の影響から身を守るために
- 古い: オープニングイベントは延期になりました
コメント:4
- 無名徘徊人 2011年3月21日
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あとは総選挙の争点
ぜひ「原発撤退」を希望します - 原 佳代 2011年3月21日
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原発事故が引き起こした避難生活と食の不安全。今後の安全確保と安心できる生活を送ることができるのでしょうか?ハイロアクションについて本日知りました。エネルギー供給方法の転換が必須です。人間の生き方の転換期だと思います。米国でも原子力発電所は104箇所あるといいます。本当の意味での「自然との共生」「環境破壊をしない生活」をするために考えて生きたいと思います。
- アネモネ 2011年3月26日
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福島原発の廃炉に賛成です。
わたしは福島県の隣、栃木県で生まれました。 ちょうど福島原発が稼動し始めたころです。 原発の危険性に対して、何も知らされず、知ろうとせず、考えることもなく、今わたしはそんな無関心だった自分を本当に恥ずかしいと思います。福島県民の皆さんの苦しみは日本全体の苦しみです。 事故が一日も早くもっとも安全な形で終息することを祈ってやみません。 - Chiron 2011年3月27日
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福島原発は廃炉にすべきです。そして、国のエネルギー政策の転換を強く求めます。エネルギー市場を自由化するべきです。今回の福島第一原発の事故は、無責任な官僚体制・硬直化した産業構造が引き起こしたある意味、人災です。`いのち´を真剣に考える1人1人の市民の声を聞いて下さい。経済の復興も、自然との共生も、これからの日本の未来を真剣に考える市民とともにあります。頑張ろう、ニッポン!
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- 福島原発事故 - ハイロアクション 福島原発40年 より